基本情報技術者試験(FE)の学習教材
公開済みの教材をログインせずに読めます。改訂中の教材は公開していません。
- 2進数・8進数・16進数の全体像
コンピュータで使う数の表し方は、使える数字の種類ではなく「基数」と各桁の重みで理解すると整理しやすい。2進数を基準に、8進数・16進数との対応、変換、表記上の注意を一つの地図としてつかむ。
- 2進数を理解する
2進数は、一つの桁が2通りの状態を表す数の書き方です。普段の10進数と同じように桁の位置に意味がありますが、隣の桁へ移るときの倍率が2になります。数字の形だけを暗記せず、各桁に重みを付けると自分で変換や計算ができます。
- 8進数を理解する
8進数は、一つの桁が8通りの状態を表す数の書き方です。普段の10進数と同じように桁の位置に意味がありますが、隣の桁へ移るときの倍率が8になります。数字の形だけを暗記せず、各桁に重みを付けると自分で変換や計算ができます。
- 16進数を理解する
16進数は、一つの桁が16通りの状態を表す数の書き方です。普段の10進数と同じように桁の位置に意味がありますが、隣の桁へ移るときの倍率が16になります。数字の形だけを暗記せず、各桁に重みを付けると自分で変換や計算ができます。
- 2進数・8進数・16進数の違いと使い分け
数値表現の違いは「何ビットを何桁で表せるか」と「どの変換が簡単か」で比較する。試験では、10進数へいったん直さなくても解ける変換と、桁の重みを使うべき変換を見分けることが重要である。
- 2進数・8進数・16進数の試験問題への適用
ここでは、複数の基数が混在する設問を解きます。変換のたびに10進数を経由する方法に加え、2進数と8進数・16進数の桁の対応を使うと計算を短くできます。小数点の位置、固定の桁数、符号の指定を読み落とさないことが大切です。
- 補数と負数表現を理解する
固定ビット長の符号付き整数では、2の補数を使うと減算を加算回路で扱いやすくなる。ビット反転と+1だけを暗記せず、表現範囲、最上位ビット、オーバフローまで一体として理解する。
- 補数と負数表現の試験問題への適用
補数問題は、ビット幅・符号付きか符号なしか・何を求めるかを読み落とすと簡単に誤答する。ここでは生成、復元、加算、符号拡張、オーバフローの判断を問題形式でつなげる。
- 論理演算と論理回路を理解する
コンピューターは、条件が成立するかを真と偽の二つの状態で扱います。論理演算は条件を結合したり反転したりする規則です。真を1、偽を0として真理値表を作ると、文章や回路の動きを確かめられます。
- 論理演算と論理回路の試験問題への適用
会員条件や承認条件は、論理演算で正確に書けます。ここでは文章を式へ直し、入力ごとに結果を確認します。ビット列も同じ規則を桁ごとに適用することで計算できます。
- 情報量と符号化を理解する
情報をビット列で表すには、必要な状態数とビット数の関係、文字やデータへコードを割り当てる考え方、固定長と可変長の違いを押さえる。計算問題では2の累乗との対応が中心になる。
- 情報量と符号化の試験問題への適用
情報量の計算は、単位と「何通りを区別するか」を正確に読むことが第一歩である。文字数、画素数、標本数などに1要素当たりのビット数を掛け、最後にbit/byteやKB/MBへ変換する。
- CPU・命令実行・クロックの全体像
CPU性能問題は、CPUの内部要素、命令の実行手順、クロック周波数・CPI・実行時間の関係を別々に覚えるより、命令を何クロックで処理するかという流れでつなぐと理解しやすい。
- CPUを理解する
CPUは命令を実行する中心装置であり、制御・演算・高速な一時記憶を協調させる。各部の役割を分けて理解すると、命令実行や性能問題の前提が整理できる。
- 命令実行を理解する
CPUは命令をフェッチし、解読し、必要なオペランドを用意して実行し、結果を保存する。この順序を理解すると、プログラムカウンタ・命令レジスタ・ALUの関係やパイプラインの前提が分かる。
- クロックを理解する
クロックはCPU内部処理の時間基準で、周波数と周期は逆数関係にある。性能問題ではHzの接頭辞と時間単位の換算を正確に行い、CPIや命令数と組み合わせる。
- CPU・命令実行・クロックの違いと使い分け
CPU内部構成・命令サイクル・クロックは同じ性能問題で一緒に出るが、役割は異なる。構造、処理手順、時間尺度という3つの観点で切り分け、必要な式や用語を選ぶ。
- CPU・命令実行・クロックの試験問題への適用
CPU性能計算では、MIPS・CPI・クロック周波数・命令数の単位をつなげる。式を丸暗記せず「1秒に何命令処理できるか」「1命令に何クロック必要か」へ分解する。
- パイプラインとハザードを理解する
命令パイプラインは、1命令を複数段階へ分け、異なる命令の段階を重ねて処理することでスループットを高める。理想状態と、ハザードによる停止・やり直しを分けて考える。
- パイプラインとハザードの試験問題への適用
パイプラインの計算問題は、理想サイクル数を先に出し、ストール・分岐ミス・資源競合の追加サイクルを後から足すと整理しやすい。性能向上率を問われる場合は、非パイプラインとの基準を揃える。
- 主記憶・キャッシュ・平均アクセス時間の全体像
記憶階層は「速いが小さい記憶」と「遅いが大きい記憶」を組み合わせて性能と容量を両立する考え方である。キャッシュが当たる確率と各アクセス時間から平均アクセス時間を計算する。
- 主記憶を理解する
主記憶はCPUが実行中に直接利用する命令・データを保持する作業領域である。RAM・DRAM・SRAM・ROMの違いを、揮発性・速度・用途で整理する。
- キャッシュを理解する
キャッシュはCPUが必要とするデータを近くに置き、主記憶待ちを減らす仕組みである。局所性、ヒット・ミス、階層、書込み方式の基本を押さえる。
- 平均アクセス時間を理解する
平均アクセス時間は、速い経路と遅い経路を確率で重み付けして求める期待値である。キャッシュ問題では、ミス時時間の定義を読み、二つの代表式を使い分ける。
- 主記憶・キャッシュ・平均アクセス時間の違いと使い分け
主記憶は実データの作業領域、キャッシュは高速なコピー、平均アクセス時間はその組合せの性能評価である。役割・場所・速度・容量・計算指標を同じ表で比較する。
- 主記憶・キャッシュ・平均アクセス時間の試験問題への適用
記憶階層の本番問題では、二段キャッシュや「キャッシュ確認後に主記憶へ行く」条件など、場合分けが一段増える。経路ごとの確率と時間を表にしてから期待値を計算する。
- 仮想記憶とページングを理解する
仮想記憶は、各プロセスへ連続した大きなアドレス空間を見せながら、必要なページだけを主記憶へ配置する仕組みである。ページ・フレーム・ページ表・ページフォールトを関連付ける。
- 仮想記憶とページングの試験問題への適用
仮想記憶の計算問題では、ページサイズの2の累乗、ページ番号と変位、ページ表のフレーム番号を順に使う。TLB・ページフォールト・ページ置換は原因と結果を分ける。
- 補助記憶装置とRAIDを理解する
補助記憶装置は電源断後もデータを保持する大容量記憶で、SSDやHDDが代表例である。RAIDは複数ドライブを組み合わせ、性能・冗長性・容量を目的に応じて設計する。
- 補助記憶装置とRAIDの試験問題への適用
RAIDの本番問題では、台数・1台容量・故障許容数・方式を読み取り、実効容量と可用性を同時に判断する。転送性能だけでなく再構築やバックアップとの違いも押さえる。
- 入出力装置とインタフェースを理解する
入出力では、CPU・主記憶と周辺装置の速度差を吸収しながらデータを転送する。入力装置・出力装置の分類に加え、DMA、割込み、バッファ、代表的インタフェースの役割を理解する。
- 入出力装置とインタフェースの試験問題への適用
入出力の設問では、CPUが何を担当し、どの仕組みが転送・通知・一時保持を担うかを切り分ける。割込み、DMA、ポーリング、バッファを具体的な処理順に当てはめる。
- プロセスとスレッドを理解する
OSは実行中プログラムを管理単位へ分けて資源を割り当てる。プロセスとスレッドの違いを、アドレス空間・共有資源・切替コスト・障害影響の観点で理解する。
- プロセスとスレッドの試験問題への適用
プロセス/スレッド問題では共有と分離を図にしてから、競合・通信・切替のどれが論点かを特定する。実装の細部より資源境界を読む。
- スケジューリングを理解する
CPUスケジューリングは、実行可能な複数タスクから次にCPUを使うものを選ぶ仕組みである。方式ごとの選択基準と、応答時間・待ち時間・公平性の違いを整理する。
- スケジューリングの試験問題への適用
スケジューリング計算では、到着時刻・CPU時間・方式・時間片を表に書き、時間軸を追う。名前だけで判断せず実行順を実際に描く。
- 排他制御とデッドロックを理解する
共有資源を同時更新すると整合性が崩れるため、クリティカルセクションを排他制御する。複数資源を取得する処理では、取得順や保持条件によってデッドロックが起こり得る。
- 排他制御とデッドロックの試験問題への適用
同期問題では処理順を時系列で追い、どの資源を保持し、何を待っているかを書き出す。ロックの範囲と取得順を図にすると原因を切り分けやすい。
- ファイルシステムを理解する
ファイルシステムは記憶装置上のデータをファイルとディレクトリとして整理し、名前・位置・属性・空き領域を管理する。パス、ディレクトリ、メタデータ、割当て単位を理解する。
- ファイルシステムの試験問題への適用
ファイル問題ではパスの基準、割当て単位、アクセス権、障害回復を読み分ける。階層図とブロック数計算を使って具体的に判断する。
- 仮想化とコンテナを理解する
仮想化は一台の物理資源上に複数の独立した実行環境を作る。仮想マシンとコンテナは分離の層が異なり、ゲストOSの有無や共有範囲が重要な比較軸になる。
- 仮想化とコンテナの試験問題への適用
仮想化の選択問題では、異種OS、起動速度、イメージ配布、障害・資源分離の要求を読み、VMとコンテナのどちらが条件に合うか判断する。
- クライアントサーバと3層構成を理解する
クライアントサーバでは役割を要求側と提供側へ分ける。3層構成ではプレゼンテーション、アプリケーション、データの役割をさらに分離し、保守性や拡張性を高める。
- クライアントサーバと3層構成の試験問題への適用
構成図問題では、各ノードの名前より表示、業務処理、保存のどの役割かを見抜く。物理配置と論理層を分けて読む。
- 冗長化とフェイルオーバを理解する
高可用性システムは、障害が起きてもサービス継続できるよう構成要素を冗長化し、必要に応じ待機系へ切り替える。フェイルオーバとフェイルバック、ホット/コールドスタンバイを整理する。
- 冗長化とフェイルオーバの試験問題への適用
可用性設計では、何を冗長化したかよりどこに共通依存が残るか、切替時間は要件内かを確認する。構成図から単一障害点を探す。
- 稼働率と直列・並列システムの全体像
稼働率は必要なとき使える割合を表す。複数要素を直列・並列に組み合わせると全体稼働率の計算式が変わるため、構成図を先に読む。
- 稼働率と直列を理解する
直列システムでは一つでも必要要素が止まると全体停止する。要素を追加すると機能は増えても、可用性の積は一般に下がる。
- 並列システムを理解する
並列冗長系では、少なくとも一つの系が動けばサービス継続できる。全体停止は全系同時停止なので、停止率の積を求めて1から引く。
- 稼働率と直列・並列システムの違いと使い分け
直列か並列かは線の見た目ではなく、サービス成立条件で決める。全部必要か、どれか一つでよいかを文章化してから式を選ぶ。
- 稼働率と直列・並列システムの試験問題への適用
稼働率問題は式より構成判定で差がつく。複合構成を小ブロックへ分け、小数で計算し、最後に百分率へ戻す。
- 性能評価とベンチマークを理解する
性能評価では一つの数値だけでなく、処理量・応答時間・CPU性能・I/O性能など何を測った指標かを確認する。ベンチマークは同じ条件で比較することが重要である。
- 性能評価とベンチマークの試験問題への適用
性能問題は単位換算と比率計算が中心になる。秒・ミリ秒、Hz・GHz、K・M・Gの桁をそろえてから式へ代入する。
- 関係データベースと表を理解する
関係データベースはデータを表として扱い、行と列の組合せで事実を表現する。主キー、属性、タプル、ドメインといった基本語を土台にSQLや正規化へつなげる。
- 関係データベースと表の試験問題への適用
表の設計問題では、一行が何を表すかを最初に言葉にする。主キー候補、列の値域、重複行、NULLの扱いを具体的な表で判断する。
- 主キー・外部キー・参照整合性の全体像
複数の表を関連付けるとき、主キーで親側の行を識別し、外部キーでその値を参照する。参照整合性は存在しない親を指すデータなどを防ぐためのルールである。
- 主キーを理解する
主キーは表の各行を一意に識別するための中心的な制約である。単一列だけでなく複数列の組合せも使え、候補キーやUNIQUE制約との違いを整理する。
- 外部キーを理解する
外部キーは表同士の関連をデータとして表現する。主キーと違って値の重複が可能で、参照先の存在を保証する参照整合性と組み合わせて理解する。
- 参照整合性を理解する
参照整合性は、外部キーが指す相手を有効な状態に保つためのルールである。挿入・更新・削除の各操作で孤児データが生まれないか確認する。
- 主キー・外部キー・参照整合性の違いと使い分け
キー関連の設問では、識別・参照・整合性維持という三つの役割を混同しないことが重要である。表のどちら側にあり、何を保証するかで判断する。
- 主キー・外部キー・参照整合性の試験問題への適用
本番では表定義やサンプル行を見て、どの列がキー候補か、不正な挿入・削除が何かを判断する。具体的な値で一意性と参照関係を追う。
- 正規化を理解する
正規化は、データの重複と更新時の不整合を減らすため、関数従属性に基づいて表を分解する考え方である。第1〜第3正規形の違いを具体例で整理する。
- 正規化の試験問題への適用
正規化問題は、キー候補と関数従属性を書き出せば機械的に解ける。どの属性をどの表へ移すかを、依存先ごとに整理する。
- ER図を理解する
ER図は実体、属性、実体間の関連をモデル化する。1対1、1対多、多対多の多重度と、主キー・外部キーへ落とし込む考え方を理解する。
- ER図の試験問題への適用
ER図の問題では文章中の「一つにつき」「複数」「必ず一つ」「0件でもよい」を拾い、多重度と必須性を分けて読む。
- SQLのSELECT・WHERE・ORDER BYの全体像
SELECT文は、どの列を取り出すか、どの行を残すか、どの順に並べるかを段階的に考える。SELECT・WHERE・ORDER BYの役割を明確に分ける。
- SQLのSELECTを理解する
SELECT句は結果に含める列や式を指定する。列名、別名、式、DISTINCTを組み合わせて必要な結果を作る。
- WHEREを理解する
WHERE句は行を条件で絞り込む。比較演算子、AND/OR/NOT、BETWEEN、IN、LIKE、NULL判定を使い分ける。
- ORDER BYを理解する
ORDER BY句は問い合わせ結果の表示順を決める。ASC/DESC、複数列の優先順位、NULLの扱いなどを結果表から読み取る。
- SQLのSELECT・WHERE・ORDER BYの違いと使い分け
SQLの基本問題は、列を選ぶ、行を絞る、順序を変えるという三つの操作を分ければ解きやすい。
- SQLのSELECT・WHERE・ORDER BYの試験問題への適用
SQL結果予測では、まずWHEREで残る行を確定し、次にSELECT列を作り、最後にORDER BYで並べるとミスを減らせる。
- JOINと副問合せを理解する
JOINは複数表を関連列で横に結び、副問合せは問い合わせ結果を別の問い合わせの条件や値として利用する。両者の役割と使い分けを理解する。
- JOINと副問合せの試験問題への適用
JOIN結果予測では、まず結合キーごとに対応行を探し、INNERなら未一致を捨て、LEFTなら左未一致をNULL付きで残す。副問合せは内側から結果を確定する。
- GROUP BYと集約を理解する
集約関数は複数行を一つの値へ要約する。GROUP BYを使うとグループごとにCOUNT、SUM、AVG、MAX、MINを計算できる。
- GROUP BYと集約の試験問題への適用
集約結果予測では、まずWHEREで対象行を決め、グループ分けし、各グループの件数・合計・平均を計算して最後にHAVINGを評価する。
- トランザクションとACIDを理解する
ACIDの定義を、更新の境界、制約、同時実行、障害復旧へ結び付けます。分離レベルとセーブポイントも学び、条件を読んで実行結果を求めます。
- トランザクションとACIDの試験問題への適用
複数トランザクションと部分取消しの値を追い、読取りの異常を時系列から分類します。制約、再試行、外部連携の適用範囲も事例で判断します。
- 排他制御とロックを理解する
DBMSは複数トランザクションが同時にデータへアクセスしても整合性を保つためロックや分離制御を使う。共有ロック、排他ロック、ロック粒度、デッドロックを整理する。
- 排他制御とロックの試験問題への適用
DBロック問題では、各トランザクションがどの行を読み書きし、どのロックを保持・要求しているかを表にして追う。単純待ちと循環待ちを分ける。
- インデックスを理解する
インデックスは検索対象列の値と行位置などを別構造で管理し、条件検索を高速化する。高速化の代わりに記憶領域と更新コストが増える。
- インデックスの試験問題への適用
インデックス設計問題では、検索条件で何件まで絞れるか、更新量は多いか、範囲検索かを確認する。実行計画の結果も理由とセットで読む。
- バックアップと障害回復を理解する
バックアップは、失ったり壊れたりしたデータを戻すための別のコピーです。ここでは保存する方式だけでなく、どの時点へ戻れるか、業務を再開するまで何が必要かを一緒に考えます。
- バックアップと障害回復の試験問題への適用
コピーがあるだけでは、必要な時点に、許された時間内で戻せるとは限りません。取得方式、保存期間、権限、復元時間を具体的な障害シナリオに当てはめ、復旧計画の不足を見つけます。
- OSI参照モデルとTCP/IPの全体像
ネットワーク機能は層ごとに役割を分けると理解しやすい。OSI参照モデル7層とTCP/IPモデルの対応を、代表プロトコルと機器で整理する。
- OSI参照モデルとTCPを理解する
TCPはトランスポート層で、IP上に信頼性のあるバイトストリームを提供する。接続確立、順序制御、確認応答、再送、フロー制御を理解する。
- IPを理解する
IPはネットワーク間でパケットを届けるためのアドレス付けと転送の基礎である。IPv4アドレス、ネットワーク部とホスト部、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイを一つの流れとして理解する。
- OSI参照モデルとTCP/IPの違いと使い分け
OSI参照モデルは通信機能を7層に整理する概念モデル、TCP/IPはインターネットで実際に広く使われるプロトコル体系である。層数を暗記するだけでなく、どの機能がどこに対応するかを整理する。
- OSI参照モデルとTCP/IPの試験問題への適用
ネットワークの問題では、装置名やプロトコル名から即答せず、何の情報を見て何を決定する機能かを層ごとに分解する。
- IPv4アドレスとサブネットを理解する
IPv4アドレスは32ビットの数です。どこまでがネットワーク部かをプレフィックス長で指定すると、同じネットワークの範囲や端末へ割り当てる数を計算できます。十進の見た目を二進の境界へ結び付けて理解します。
- IPv4アドレスとサブネットの試験問題への適用
住所の数字が近くても、サブネットの境界をまたげば別の範囲です。ブロック幅、割当て可能数、分割数を別々に計算し、構成の条件に合うアドレス設計を選びます。
- IPv6の基本を理解する
IPv6はIPv4のアドレス枯渇などへ対応するため設計された128ビットのIPである。16進表記、ゼロ圧縮、アドレス種別、IPv4との違いを理解する。
- IPv6の基本の試験問題への適用
IPv6問題では表記圧縮、アドレス長、アドレス種別、IPv4との併存方法を条件から判断する。
- TCPとUDPを理解する
TCPとUDPはどちらもトランスポート層のプロトコルだが、信頼性・順序保証・再送・オーバヘッドの考え方が異なる。用途に応じた使い分けを理解する。
- TCPとUDPの試験問題への適用
TCP/UDP問題では、信頼性・順序・再送・接続確立・ヘッダ負荷を条件から読む。用途名だけで丸暗記せず、なぜその方式なのかを説明できるようにする。
- DNS・DHCP・NATの全体像
DNS・DHCP・NATはネットワークで頻繁に登場するが役割は全く異なる。名前解決、アドレス自動設定、アドレス変換という3つの目的を明確に分ける。
- DNSを理解する
ブラウザへ名前を入力してからWeb通信を始めるまでには、名前に対応する接続先を調べる段階があります。DNSの担当範囲と問い合わせの流れ、キャッシュを順に学び、変更がすぐ全員へ反映されない理由を説明できるようにします。
- DHCPを理解する
DHCPは端末へIPv4ネットワーク設定を自動配布するプロトコルである。リース、DORA手順、予約、配布項目を理解する。
- NATを理解する
NATは異なるIPアドレス空間間でアドレスを書き換える仕組みである。静的NAT、動的NAT、NAPT/PAT、プライベートアドレスを整理する。
- DNS・DHCP・NATの違いと使い分け
DNS・DHCP・NATは連続して使われることが多いが、名前解決、設定配布、アドレス変換という別機能である。通信開始から外部到達までの流れで整理する。
- DNS・DHCP・NATの試験問題への適用
ネットワーク障害の切り分けでは、IP設定取得、名前解決、経路、NATのどこで失敗しているかを順番に確認する。
- HTTP・HTTPSの全体像
HTTPはWeb上で要求と応答を交換するアプリケーション層プロトコル、HTTPSはHTTPをTLSで保護して機密性・完全性・サーバ認証などを提供する。
- HTTPを理解する
HTTPはリクエストとレスポンスから成る。メソッド、URL、ヘッダ、本文、ステータスコード、Cookieやキャッシュの役割を整理する。
- HTTPSを理解する
HTTPSではTLSを使ってHTTP通信を保護する。証明書、公開鍵暗号、共通鍵暗号、ホスト名検証、暗号スイートの役割を整理する。
- HTTP・HTTPSの違いと使い分け
HTTPとHTTPSの違いは、Webの要求応答という基本機能にTLSによる保護が加わるかどうかにある。暗号化、証明書、ポート番号、URL表記を整理する。
- HTTP・HTTPSの試験問題への適用
HTTP/HTTPSの設問では、メソッド、ステータスコード、Cookie、TLS証明書、キャッシュなど複数の論点を組み合わせて判断する。
- ルータ・スイッチ・VLANの全体像
LAN構成では、スイッチが同一L2ネットワーク内のフレームを中継し、ルータが異なるIPネットワーク間を中継する。VLANは一台のスイッチ等を論理的に複数のL2ネットワークへ分割する。
- ルータを理解する
ルータは宛先IPアドレスとルーティングテーブルを用いて次ホップを選び、異なるネットワーク間でパケットを中継する。
- スイッチを理解する
L2スイッチはEthernetフレームの送信元MACを学習し、宛先MACに応じて適切なポートへ転送する。未知ユニキャストやブロードキャストの扱いを理解する。
- VLANを理解する
VLANは一つの物理スイッチ網を論理的に複数のL2ネットワークへ分割する技術である。アクセスポート、トランク、VLAN ID、VLAN間ルーティングを整理する。
- ルータ・スイッチ・VLANの違いと使い分け
ネットワーク構成問題では、どの境界を越える通信か、何のアドレスを参照するか、ブロードキャスト範囲をどう分けるかでルータ・スイッチ・VLANを使い分ける。
- ルータ・スイッチ・VLANの試験問題への適用
構成図を見て、MAC表、経路表、VLANタグ、デフォルトゲートウェイのどこが原因かを切り分ける。
- 無線LANを理解する
無線LANはIEEE 802.11系規格を使い、電波で端末とアクセスポイントを接続する。SSID、周波数帯、チャネル、CSMA/CA、暗号化方式を理解する。
- 無線LANの試験問題への適用
無線LAN問題では、接続できない・遅い・安全でないという症状を、電波、チャネル、認証、暗号化、ローミングの観点で切り分ける。
- VPNとリモートアクセスを理解する
VPNはインターネットなどの共有ネットワーク上に暗号化された論理的な通信路を作り、離れた拠点や外出先から社内ネットワークへ安全に接続するための技術である。
- VPNとリモートアクセスの試験問題への適用
VPNの試験問題では、接続する主体、保護したい範囲、認証方式、トンネルの終端を読み取り、拠点間VPN・リモートアクセスVPN・IPsec・TLS VPNを使い分ける。
- ネットワーク性能と伝送時間を理解する
ネットワーク性能問題では、回線速度と実際のスループットを区別し、データ量をbitへ換算して伝送時間を求める。単位換算と回線利用率の扱いが得点の鍵になる。
- ネットワーク性能と伝送時間の試験問題への適用
伝送時間の本番問題では、データ量、回線速度、利用率、圧縮率、往復遅延など複数条件が混ざる。式へ代入する前に、どの値がデータ量を変え、どの値が速度を変えるかを分離する。
- 機密性・完全性・可用性の全体像
情報セキュリティの基本目標は、機密性・完全性・可用性の三つで整理できる。試験では、事故や対策がどの性質を主に守るものかを判断する。
- 機密性を理解する
機密性は、情報を「見てよい人だけが見られる」状態に保つことを意味する。アクセス制御、認証、暗号化、最小権限などを組み合わせて実現する。
- 完全性を理解する
完全性は、情報や処理結果が正確で、許可されない変更や破壊を受けていない状態を保つことを意味する。ハッシュ、電子署名、変更管理、監査ログなどが重要になる。
- 可用性を理解する
可用性は、利用者が必要なときに情報やシステムを利用できる状態を保つことを意味する。冗長化、バックアップ、フェイルオーバ、電源対策などで障害時の停止時間を減らす。
- 機密性・完全性・可用性の違いと使い分け
CIAの使い分けでは、事故や対策の名前ではなく「誰かに見られたか」「正しさが失われたか」「使えなくなったか」を確認すると判断しやすい。
- 機密性・完全性・可用性の試験問題への適用
CIAの試験問題では、短い事例から主な侵害要素を選ぶだけでなく、対策がどの要素をどう改善するかまで問われる。原因・結果・対策を分けて読む。
- 脅威・脆弱性・リスクの全体像
情報セキュリティでは、「守るもの」「被害を起こす原因」「被害につながる弱点」を分けます。この三つが混ざると、必要な対策を選べません。顧客名簿を例に、脅威・脆弱性・リスクの関係を具体的に見ていきます。
- 脅威を理解する
脅威は、情報資産へ損害を与える可能性がある事象や主体を指す。攻撃者だけでなく、災害、故障、誤操作なども脅威になり得る。
- 脆弱性を理解する
脆弱性は、脅威によって悪用される可能性がある情報資産や管理の弱点である。ソフトウェア欠陥だけでなく、設定不備、弱い認証、過剰権限、運用手順の不足も含む。
- リスクを理解する
リスクは、脅威が脆弱性を悪用して情報資産へ損害を与える可能性を、発生可能性と影響度の組合せで捉えたものである。
- 脅威・脆弱性・リスクの違いと使い分け
脅威・脆弱性・リスクは似た文脈で出るが役割が違う。脅威は損害を起こし得る事象、脆弱性は悪用される弱点、リスクは両者が資産へ与える損害可能性である。
- 脅威・脆弱性・リスクの試験問題への適用
本番形式では、一つの文章に脅威・脆弱性・資産・影響が混在する。文中の要素を分解してからリスク評価と対策優先度を判断する。
- マルウェアと攻撃手法を理解する
マルウェアは悪意ある動作をするソフトウェアの総称で、感染・自己増殖・偽装・身代金要求・遠隔操作など性質が異なる。試験では特徴から種類を判別する。
- マルウェアと攻撃手法の試験問題への適用
マルウェア問題では、感染後の症状だけでなく、侵入経路と攻撃者の目的を読み取る。フィッシング、ドライブバイダウンロード、脆弱性悪用、C2通信などを段階ごとに整理する。
- 認証と多要素認証を理解する
認証は、あるアカウントを使おうとしている相手が正当な利用者かを確かめる処理です。パスワードだけに頼らず異なる種類の要素を組み合わせると、一つが漏れただけで侵入される危険を減らせます。
- 認証と多要素認証の試験問題への適用
MFAという名前が付いていても、登録・復旧・承認の運用が弱いと入口が残ります。事例のどこで本人を確かめ、どの権限を許しているかを分けて読み、対策の効く範囲を判断します。
- アクセス制御と最小権限を理解する
アクセス制御は、誰が、どの情報や機能に、何をしてよいかを決める仕組みです。業務に必要な権限を与える一方、不要な閲覧・更新・削除を防ぎます。本人確認の後にも操作ごとの判断が必要です。
- アクセス制御と最小権限の試験問題への適用
「ログインできる」と「その操作をしてよい」は別です。部署、環境、期限、グループ、直接のAPI要求などを含む事例から、実際に許可される範囲を確かめます。
- 共通鍵暗号と公開鍵暗号を理解する
暗号化は内容を鍵に基づいて変換し、許可されない相手に読まれにくくする技術です。同じ秘密鍵を共有する共通鍵暗号と、公開鍵・秘密鍵の対を使う公開鍵暗号を、情報の流れで区別します。
- 共通鍵暗号と公開鍵暗号の試験問題への適用
暗号の名称だけで対策を選ぶと、鍵を一緒に公開したり、相手の鍵を取り違えたりします。送信先、保存先、復旧、鍵の更新という具体的な場面から、どの鍵を誰が持つべきかを整理します。
- ハッシュとメッセージ認証を理解する
ハッシュはデータから短い値を計算する仕組みです。内容の比較や認証の構成要素として使われますが、暗号化のように元へ戻すためのものではありません。値が一致する意味と、出所を信頼する根拠を分けて考えます。
- ハッシュとメッセージ認証の試験問題への適用
ファイルの検証で重要なのは、何と何を比較し、その基準をなぜ信用できるかです。単純な衝突例、SHA-256の長さ、改ざんされた配布ページ、共有鍵による認証を通して保証の限界を確かめます。
- デジタル署名とPKIを理解する
デジタル署名は、文書と署名者側の鍵との対応や変更の有無を確かめる仕組みです。その公開鍵が誰のものかを結び付ける証明書と、信頼の起点まで順に学びます。暗号化による秘匿とは役割を分けて理解します。
- デジタル署名とPKIの試験問題への適用
署名検証の成功表示は、何でも信用してよいという意味ではありません。鍵の取り違え、証明書の連鎖、再送、秘密鍵の共有を事例で検討し、どの条件を確認した結果なのか説明できるようにします。
- TLSと証明書を理解する
TLSは通信相手の確認と通信内容の暗号化・改ざん検知を行うためのプロトコルで、HTTPSなどで利用される。サーバ証明書と認証局の役割を理解する。
- TLSと証明書の試験問題への適用
TLS問題では、証明書警告の原因、CAチェーン、ホスト名、有効期限、秘密鍵管理を読み解く。単に「HTTPSだから安全」と判断せず、何を検証できているかを見る。
- ファイアウォール・WAF・IDS/IPSの全体像
ファイアウォール、WAF、IDS、IPSは全てセキュリティ製品だが、見る通信層と動作が異なる。ネットワーク通信制御、Web攻撃対策、侵入検知、侵入防止を区別する。
- ファイアウォールを理解する
ファイアウォールはネットワーク境界やホストで通信を許可・拒否する基本的な防御機能である。IPアドレス、ポート、プロトコル、通信状態などをルールとして評価する。
- WAFを理解する
WAFはWeb Application Firewallの略で、HTTP/HTTPSのリクエストやレスポンスを解析し、Webアプリケーションへの攻撃を検知・遮断する。
- IDSを理解する
IDSはIntrusion Detection Systemの略で、ネットワークやホストの通信・挙動を監視し、不審な活動を検知して管理者へ通知する。
- IPSを理解する
IPSはIntrusion Prevention Systemの略で、不審な通信を検知するだけでなく、インラインで遮断・破棄・接続リセットなどの防御まで行う。
- ファイアウォール・WAF・IDS/IPSの違いと使い分け
FW・WAF・IDS・IPSはすべて攻撃対策に使われるが、見る通信の層と、検知後に何をするかが異なる。試験では「何を見て」「どこに置き」「検知だけか遮断までか」で区別する。
- ファイアウォール・WAF・IDS/IPSの試験問題への適用
本番問題では、通信経路・ポート・HTTP内容・検知結果・遮断の有無を組み合わせて読む。どの装置で何を観測できるかを順に切り分ける。
- バックアップとランサムウェア対策を理解する
ランサムウェア対策では、感染を防ぐ対策だけでなく、侵入されても被害を広げず、身代金に依存せず復旧できるバックアップ設計が重要である。
- バックアップとランサムウェア対策の試験問題への適用
本番問題ではRPO/RTO、バックアップ世代、隔離、復元順序などを組み合わせて問われる。最初に「どこまでのデータ損失を許容するか」と「いつまでに復旧するか」を分ける。
- セキュリティインシデント対応を理解する
セキュリティインシデント対応は、異常を検知した後に被害を限定し、原因を分析し、復旧し、再発防止へつなげる一連の活動である。
- セキュリティインシデント対応の試験問題への適用
本番問題では「最初に何をするか」「次に何をするか」が問われる。被害拡大、証拠保全、業務継続の優先度を状況に応じて判断する。
- 変数・代入・演算の全体像
疑似言語を読む土台は、変数が現在値を保持し、代入で値が更新され、演算で新しい値を作るという三つの役割を分けることである。
- 変数を理解する
変数はアルゴリズムの状態を保持する。トレースでは各変数の「今の値」を表にし、代入のたびに更新すると読み違いを防げる。
- 代入を理解する
代入は「右辺を計算して、その結果で左辺の現在値を書き換える」処理である。疑似言語で値を追うとき最も基本となる。
- 演算を理解する
疑似言語では算術・比較・論理演算を正しく評価する必要がある。優先順位や整数除算、剰余は設問の定義を確認する。
- 変数・代入・演算の違いと使い分け
変数は値を保持し、演算は値を計算し、代入は計算結果で状態を更新する。この三役を分けると疑似言語の各行が読みやすくなる。
- 変数・代入・演算の試験問題への適用
本番では短い疑似コードを1行ずつ実行し、途中値や最終値を答える。頭の中だけで処理せず、更新がある行ごとに値を書く。
- 条件分岐を理解する
条件分岐は、条件式の真偽に応じて実行する処理を選ぶ仕組みである。条件を評価してから、選ばれた分岐だけを実行する。
- 条件分岐の試験問題への適用
条件分岐の本番問題では、複数条件・境界値・入れ子・フラグ更新が組み合わさる。条件式ごとに真偽を書き、実行された代入だけを反映する。
- 繰返しを理解する
繰返しは同じ処理を条件に応じて複数回実行する構造である。試験では初期値、継続条件、更新式、判定タイミングを必ず確認する。
- 繰返しの試験問題への適用
本番の繰返し問題では、合計・探索・ネストしたループなどが組み合わさる。反復回数だけでなく各回の変数更新を追う。
- 配列と添字を理解する
配列は複数の値を順序付きで保持し、添字を使って個々の要素へアクセスする。疑似言語問題では添字の開始値と範囲を必ず確認する。
- 配列と添字の試験問題への適用
配列問題では、添字を変数で動かしながら合計・探索・交換・逆順参照などを行う。各反復で「どの添字を読むか」を明記するとミスを防げる。
- 文字列処理を理解する
文字列は文字の並びとして扱い、長さ、文字参照、連結、部分文字列、検索などを行う。添字規則は配列と同様に設問定義を確認する。
- 文字列処理の試験問題への適用
本番では文字列を1文字ずつ走査し、個数を数えたり、条件に合う文字だけ連結したりする。配列同様、添字と現在文字を分けて追う。
- 関数と引数を理解する
関数は処理をひとまとまりにして名前を付け、引数で入力を受け取り、必要なら戻り値を返す。呼出し元と関数内の処理を分けて追う。
- 関数と引数の試験問題への適用
本番では関数呼出しが式の途中に入り、複数回呼ばれたり、関数から別関数を呼んだりする。呼出しごとに引数値と戻り値を小さく計算する。
- 再帰を理解する
再帰は関数が自分自身を呼び出して問題を小さくしていく手法である。停止するための基底条件と、呼出しが戻る順序を理解する。
- 再帰の試験問題への適用
本番の再帰問題では、出力順や戻り値が「呼出し前」と「呼出し後」で変わる。各呼出しフレームの引数を縦に積んで追う。
- スタックとキューを理解する
スタックとキューは要素を取り出す順序が異なる基本データ構造である。スタックはLIFO、キューはFIFOとして操作列を追えることが重要。
- スタックとキューの試験問題への適用
スタックとキューの問題では、操作名だけでなく現在の格納順を一手ずつ更新する。スタックはLIFO、キューはFIFOで、途中に追加と取出しが混ざっても原則は変わらない。
- リストと木構造を理解する
リストは要素をリンクでつなぐ線形構造、木は親子関係を持つ階層構造である。配列とは異なるアクセス・挿入削除の特徴を理解する。
- リストと木構造の試験問題への適用
リスト・木の問題では、参照先変更や木の走査順を図に書いて追う。ポインタ更新では「変更前の次ノード」を失わないことが重要。
- 探索アルゴリズムを理解する
探索はデータ集合から目的の値を見つける処理である。線形探索は先頭から順に調べ、二分探索は整列済みデータの探索範囲を半分ずつ絞る。
- 探索アルゴリズムの試験問題への適用
探索の本番問題では比較回数やlow/high/midの変化を追う。二分探索は中央値との比較結果で、探索範囲からmidを除外して更新する。
- 整列アルゴリズムを理解する
整列はデータをキー順に並べ替える処理である。基本情報ではバブル・選択・挿入などの動きを比較し、比較・交換・挿入の位置を追う。
- 整列アルゴリズムの試験問題への適用
整列の試験問題では、途中配列・比較回数・確定位置を問われる。各アルゴリズムの1回の処理単位を明確にして追う。
- 計算量とオーダを理解する
オーダ記法は入力サイズnが大きくなったとき、処理時間やメモリ量がどの程度増えるかを大まかに表す。
- 計算量とオーダの試験問題への適用
本番ではコード断片から繰返し回数を数え、支配項を見つけてオーダを求める。連続処理は足し算、入れ子処理は掛け算で考える。
- 疑似言語の読み方を理解する
疑似言語は実際のプログラミング言語ではなく、処理手順を共通記法で表したもの。科目Bでは1行ずつ実行し、条件・代入・配列・関数の意味を正確に読む。
- 疑似言語の読み方の試験問題への適用
本番の疑似言語では、値だけでなく実行位置の移動が重要。while、if、関数呼出しが混在しても、PCと状態を一手ずつ更新する。
- トレース表の作り方を理解する
トレース表は疑似言語を手作業で実行するための表である。行番号、条件結果、変数値、配列の変更点を必要な粒度で記録する。
- トレース表の作り方の試験問題への適用
トレース表を使う本番問題では、列を作り過ぎず、条件判定と更新直後の値を正しく残す。複数ループや配列でも同じ原則で追う。
- 科目Bで必要変数だけ追う方法を理解する
科目Bの長い疑似言語では全変数を追うと表が巨大になる。設問の答えに影響する変数と制御条件だけを選ぶと、速く正確に追える。
- 科目Bで必要変数だけ追う方法の試験問題への適用
長い科目Bコードでは、設問に必要な変数だけを抜き出した小さなトレース表を作る。途中で依存関係が増えたら列を追加する。
- 要件定義と設計を理解する
要件定義は「何を実現するか」を合意し、設計はその要件を「どう実現するか」へ具体化する活動である。機能要件と非機能要件を分けて整理する。
- 要件定義と設計の試験問題への適用
本番問題では文書や作業内容から工程を判別する。利用者との合意、品質数値、画面仕様、内部モジュールという粒度の違いを見る。
- モジュール分割と凝集度・結合度の全体像
良いモジュール分割では、各モジュールの内部は一つの目的へまとまり、モジュール間の依存は小さい。つまり凝集度は高く、結合度は低い状態を目指す。
- モジュール分割と凝集度を理解する
凝集度は、一つのモジュールに含まれる処理がどれだけ一つの目的へまとまっているかを示す。一般に高い凝集度が望ましい。
- 結合度を理解する
結合度はモジュール間の依存の強さを示す。一般に、必要データだけを引数で渡すような弱い結合が望ましく、相手の内部へ直接入り込む依存は避ける。
- モジュール分割と凝集度・結合度の違いと使い分け
凝集度と結合度は「モジュール独立性」を別方向から見る指標である。凝集度は内部、結合度は外部関係を評価する。
- モジュール分割と凝集度・結合度の試験問題への適用
本番問題では具体的な受渡し方やモジュール内部の処理内容から、高凝集・低結合へ改善する選択肢を選ぶ。
- オブジェクト指向を理解する
オブジェクト指向では、データと処理をオブジェクトとしてまとめ、クラス・インスタンス・カプセル化・継承・多相性などで構造化する。
- オブジェクト指向の試験問題への適用
OOPの試験問題では関係の意味を文章から判定する。is-aなら継承、has-aなら集約/合成、単に一時利用するなら依存関係を検討する。
- UMLを理解する
UMLはソフトウェアやシステムの構造・振る舞いを図で表す標準的な表記法である。目的に応じてクラス図、シーケンス図、ユースケース図、アクティビティ図などを使い分ける。
- UMLの試験問題への適用
UMLの本番問題では、図の名前を暗記するだけでなく、何を表したいのかを文章から判定し、図中の関係・多重度・メッセージ順・状態遷移を読み取る。
- 単体・結合・システム・受入テストの全体像
ソフトウェアテストは対象範囲を段階的に広げる。単体は部品、結合は部品間、システムは全体、受入は利用者要求を満たすかを確認する。
- 単体を理解する
単体テストは関数・クラス・モジュール単独を対象に、内部ロジックや境界条件を確認する工程である。
- 結合を理解する
結合テストは複数モジュール間の連携を対象に、インタフェース・データ受渡しを確認する工程である。
- システムを理解する
システムテストは完成したシステム全体を対象に、機能・性能・セキュリティ等の要件を確認する工程である。
- 受入テストを理解する
受入テストは発注者・利用者の業務視点を対象に、業務要件・受入基準を確認する工程である。
- 単体・結合・システム・受入テストの違いと使い分け
四つのテスト工程は範囲が重なることもあるが、主な対象と視点が異なる。問題文の対象範囲を小→大へ並べると判断しやすい。
- 単体・結合・システム・受入テストの試験問題への適用
本番では具体的な作業記述から工程を当てる。対象範囲だけでなく、スタブ・ドライバ、非機能要件、発注者承認などの手掛かりを拾う。
- ホワイトボックスとブラックボックスを理解する
ホワイトボックステストは内部構造を基に経路や条件を確認し、ブラックボックステストは外部仕様を基に入力と出力を確認する。
- ホワイトボックスとブラックボックスの試験問題への適用
問題文のテストケースの作り方を見る。コード分岐から作るならホワイト、仕様の有効/無効範囲から作るならブラックと判断する。
- 同値分割と境界値分析を理解する
同値分割は同じ挙動をすると期待する入力領域をグループ化して代表値を選び、境界値分析は領域の端とその直前・直後を重点的に試す。
- 同値分割と境界値分析の試験問題への適用
本番では仕様文の不等号や上限・下限を読み、どのテストデータ集合が最少で効果的かを判断する。
- 命令網羅・分岐網羅の全体像
ホワイトボックステストではコード構造をどこまで実行したかを網羅基準で測る。命令網羅は全命令、分岐網羅は各判定結果の真偽を通す。
- 命令網羅を理解する
命令網羅は、プログラム中の実行可能な命令を少なくとも1回ずつ実行することを目標とするホワイトボックステストの基準である。
- 分岐網羅を理解する
分岐網羅は、各判定について真と偽の結果を少なくとも1回ずつ通すことを目標とする。
- 命令網羅・分岐網羅の違いと使い分け
命令網羅は命令実行を、分岐網羅は判定結果を対象にする。分岐を持つコードでは、分岐網羅の方がより強い検証になる場合が多い。
- 命令網羅・分岐網羅の試験問題への適用
本番では短いコードに対して、どの入力集合で要求網羅を満たすかを問われる。各テストケースで判定結果と実行命令を手で追う。
- レビューと品質管理を理解する
レビューは成果物を実行せずに欠陥や改善点を見つける静的な品質活動である。テストと組み合わせ、早期に欠陥を除去する。
- レビューと品質管理の試験問題への適用
本番では、レビュー手法の特徴や品質指標の読み方、原因分析・改善策の適否を問う。単一指標から断定せず背景を読む。
- DevOps・CI/CDの全体像
DevOpsは開発と運用が協働し、継続的に価値を届ける文化・実践である。CI/CDはその流れを自動化・反復可能にする代表的な仕組み。
- DevOpsを理解する
DevOpsは単なるツール名ではなく、開発と運用が共通目標を持ち、変更を小さく頻繁に届け、計測とフィードバックで改善する考え方。
- CIを理解する
CIはContinuous Integrationの略で、変更を頻繁に共有ブランチへ統合し、自動ビルド・テストで問題を早く検出する実践。
- CDを理解する
CDは継続的デリバリ/デプロイを表す。検証済み成果物を安全にリリース可能な状態へ保ち、必要に応じ自動で本番へ届ける。
- DevOps・CI/CDの違いと使い分け
DevOpsは文化・協働・継続改善を含む広い考え方、CIは変更統合と自動検証、CDは検証済み成果物の継続的な配布・デプロイを扱う。
- DevOps・CI/CDの試験問題への適用
本番問題ではパイプライン図や障害事例から、どの段階を改善すべきかを判断する。ビルド、テスト、成果物、承認、デプロイ、監視の順序を追う。
- プロジェクトマネジメントとWBSを理解する
プロジェクトマネジメントでは、目的・範囲・日程・コスト・品質・リスクなどを統合的に管理する。WBSは成果物や作業を管理可能な単位へ階層分解する。
- プロジェクトマネジメントとWBSの試験問題への適用
試験ではWBS、マイルストーン、進捗率、スコープ変更の扱いを事例から判断する。作業漏れや粒度の不適切さを見抜く。
- PERTとクリティカルパスを理解する
PERTは作業の先行関係と所要時間からプロジェクト期間を分析する手法。クリティカルパスは余裕時間が0の作業列で、遅れると全体完了が遅れる。
- PERTとクリティカルパスの試験問題への適用
本番問題ではネットワーク図を読み、経路時間・最早時刻・余裕時間・短縮効果を計算する。
- EVMを理解する
EVMは進捗とコストを金額換算して、計画・出来高・実コストを比較する管理手法。PV・EV・ACを基にSPIやCPIを計算する。
- EVMの試験問題への適用
EVM問題では数値を読み替えず、PV・EV・ACへ正しく対応させて式へ代入する。
- リスクマネジメントを理解する
リスクマネジメントは、将来起こり得る不確実な事象を識別・分析し、対応策を決めて監視する活動。
- リスクマネジメントの試験問題への適用
事例問題では、リスク対応策がどの戦略か、残余リスクや二次リスクをどう管理するかを判断する。
- サービスマネジメントとSLAを理解する
サービスマネジメントはITサービスを安定して提供・改善する活動。SLAはサービス提供者と利用者の間でサービス水準を明確にした合意。
- サービスマネジメントとSLAの試験問題への適用
SLA問題では、指標が測定可能か、未達時にどう改善するか、可用性・応答時間・サポート時間を区別できるかが問われる。
- インシデント管理と問題管理を理解する
インシデント管理はサービスを早く正常状態へ戻すことが目的。問題管理は根本原因を特定し再発を防ぐことが目的。
- インシデント管理と問題管理の試験問題への適用
事例問題では、利用者影響の抑制と根本原因分析を時間軸で分けて考える。
- 変更・構成管理の全体像
変更管理は変更要求を評価・承認・実施・記録するプロセス。構成管理は構成アイテムと版・状態を識別し整合性を保つ活動。
- 変更を理解する
変更要求の受付・影響分析・承認・実施・レビューを管理する活動である。
- 構成管理を理解する
構成アイテムの識別・版・状態・履歴・整合性を管理する活動である。
- 変更・構成管理の違いと使い分け
変更管理は「変更をしてよいか・どう進めるか」、構成管理は「何がどの版で存在するか」を管理する。
- 変更・構成管理の試験問題への適用
本番では緊急変更、ベースライン、版混在、ロールバック、変更要求とcommitの追跡を事例から判断する。
- システム監査を理解する
システム監査は、情報システムに関する統制・安全性・信頼性・有効性などを独立した立場から評価し、改善へつなげる活動。
- システム監査の試験問題への適用
監査事例では、監査人の独立性、証拠の十分性、発見事項の裏付け、改善主体、フォローアップの役割を判断する。
- 企業活動と組織を理解する
企業活動では、組織構造、経営資源、意思決定、KPIなどを理解する。組織形態ごとの責任・権限・連携の特徴を押さえる。
- 企業活動と組織の試験問題への適用
架空の企業「青葉サービス」の組織再編を題材に、目的・制約・副作用から組織形態を比較し、KPIの定義と計算まで考えます。以下の数値と経営判断は学習用の仮定で、実在企業の実績や公式試験問題ではありません。
- 財務諸表と経営指標を理解する
財務諸表では、貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)、キャッシュフロー計算書(C/F)の役割を区別し、代表的な経営指標を計算する。
- 財務諸表と経営指標の試験問題への適用
試験では数値を財務三表へ分類し、ROAや自己資本比率などを式へ代入する。
- 損益分岐点を理解する
損益分岐点は利益が0になる売上高。固定費と変動費の構造から、どれだけ売れば赤字を脱するかを求める。
- 損益分岐点の試験問題への適用
損益分岐点問題では、売上高、変動費率、固定費、目標利益を式へ整理する。目標利益がある場合は固定費に目標利益を加えて必要売上高を求める。