2進数・8進数・16進数の全体像
コンピュータで使う数の表し方は、使える数字の種類ではなく「基数」と各桁の重みで理解すると整理しやすい。2進数を基準に、8進数・16進数との対応、変換、表記上の注意を一つの地図としてつかむ。
この単元で学ぶこと
- 2進数の意味と役割を説明できる
- 8進数の意味と役割を説明できる
- 16進数の意味と役割を説明できる
- 2進数・8進数・16進数を相互変換し、表記と値を区別できる
本文解説
位取り記数法では、右端から順に基数の0乗、1乗、2乗…の重みを持つ。2進数・8進数・16進数は同じ数値を異なる基数で表しているだけで、値そのものが変わるわけではない。試験では、基数変換、ビットとの対応、桁数、表記の読み違いが典型的に問われる。
2進数 0と1だけを使う基数2の表現。各桁の重みは2の累乗になる。 コンピュータ内部のビット列を数値として読む基礎である。
8進数 0〜7を使う基数8の表現。2進数3ビットを1桁へ対応付けられる。 2の3乗が8なので、右から3ビットずつ区切ると変換しやすい。
16進数 0〜9とA〜Fを使う基数16の表現。2進数4ビットを1桁へ対応付けられる。 A〜Fは10〜15を表し、ビット列やアドレスを短く書くのに向く。
基数 位取り記数法で一つの桁に使う値の種類数。n進数では基数はnである。 桁の重みは基数の累乗になるため、変換式の土台になる。
桁の重み 各桁が表す値の倍率。右端から基数の0乗、1乗、2乗…となる。 10進数への変換では各桁×重みを合計する。
基数変換は「何進数から何進数へ変えるか」を最初に固定する。2進数から8進数・16進数ならビットのまとまり、任意基数から10進数なら桁の重み、10進数から別基数なら除算と余りを使う。先頭の0は値を変えないが、固定ビット長では桁合わせに意味がある。
例として2進数10111100は、4ビットずつなら1011 1100なので16進数BC、3ビットずつなら010 111 100なので8進数274となる。どちらも10進数188という同じ値を表す。
図解
重要ポイント
- 2進数: 0と1だけを使う基数2の表現。各桁の重みは2の累乗になる。
- 8進数: 0〜7を使う基数8の表現。2進数3ビットを1桁へ対応付けられる。
- 16進数: 0〜9とA〜Fを使う基数16の表現。2進数4ビットを1桁へ対応付けられる。
- 基数: 位取り記数法で一つの桁に使う値の種類数。n進数では基数はnである。
- 2進数↔8進数は3ビット、2進数↔16進数は4ビットのまとまりで考える。
間違えやすい点
- A〜Fを文字として扱わず10〜15として評価する。
- 桁を左から機械的に区切らず、右端を基準に3ビットまたは4ビットで区切る。
- 表記の桁数が違っても数値が同じ場合があることを忘れない。
用語解説
- 2進数
- 0と1だけを使う基数2の表現。各桁の重みは2の累乗になる。
- 8進数
- 0〜7を使う基数8の表現。2進数3ビットを1桁へ対応付けられる。
- 16進数
- 0〜9とA〜Fを使う基数16の表現。2進数4ビットを1桁へ対応付けられる。
- 基数
- 位取り記数法で一つの桁に使う値の種類数。n進数では基数はnである。
- 桁の重み
- 各桁が表す値の倍率。右端から基数の0乗、1乗、2乗…となる。
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参考資料
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