機密性を理解する
機密性は、情報を「見てよい人だけが見られる」状態に保つことを意味する。アクセス制御、認証、暗号化、最小権限などを組み合わせて実現する。
この単元で学ぶこと
- 機密性の意味と役割を説明できる
- 認証の意味と役割を説明できる
- 認可の意味と役割を説明できる
- 認証・認可・暗号化・最小権限を機密性対策として使い分けられる
本文解説
機密性対策では、まず利用者を認証し、次に認可でアクセス範囲を制御する。保存中・通信中のデータは暗号化し、権限は業務に必要な最小限へ絞る。
機密性 許可された主体だけが情報へアクセスできる性質。 漏えいや不正閲覧を防ぐことが中心。
認証 利用者や機器が主張する本人であるか確認する処理。 パスワード、証明書、生体情報などを使う。
認可 認証済み主体にどの操作を許可するか決める処理。 閲覧・更新・削除などの権限を制御する。
暗号化 鍵を使って平文を第三者が読みにくい暗号文へ変換する処理。 通信中や保存中のデータ保護に使う。
最小権限 業務遂行に必要な最小限の権限だけを付与する原則。 不要な権限を減らすことで漏えいや悪用の影響を小さくする。
誰を確認するか=認証、何を許すか=認可、読めなくする=暗号化、権限を絞る=最小権限と分ける。
ログイン成功後でも、給与ファイルを閲覧できるかは認可で判断する。認証と認可は別の処理である。
図解
重要ポイント
- 機密性: 許可された主体だけが情報へアクセスできる性質。
- 認証: 利用者や機器が主張する本人であるか確認する処理。
- 認可: 認証済み主体にどの操作を許可するか決める処理。
- 暗号化: 鍵を使って平文を第三者が読みにくい暗号文へ変換する処理。
- 機密性は「本人確認」だけでは不十分で、認可と暗号化、権限設計まで組み合わせて守る。
間違えやすい点
- 認証と認可を同じ意味で覚えない。
- 暗号化しただけでアクセス権管理が不要になると考えない。
- 便利だからという理由で管理者権限を広く配布しない。
用語解説
- 機密性
- 許可された主体だけが情報へアクセスできる性質。
- 認証
- 利用者や機器が主張する本人であるか確認する処理。
- 認可
- 認証済み主体にどの操作を許可するか決める処理。
- 暗号化
- 鍵を使って平文を第三者が読みにくい暗号文へ変換する処理。
- 最小権限
- 業務遂行に必要な最小限の権限だけを付与する原則。
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参考資料
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