仮想化とコンテナの試験問題への適用

仮想化の選択問題では、異種OS、起動速度、イメージ配布、障害・資源分離の要求を読み、VMとコンテナのどちらが条件に合うか判断する。

この単元で学ぶこと

  • 異種OS要件の意味と役割を説明できる
  • 高速起動要件の意味と役割を説明できる
  • 再現可能な配布の意味と役割を説明できる
  • 仮想化方式を要件から選び、資源設計上のリスクを判断できる

本文解説

VMとコンテナは優劣ではなく要件で使い分ける。異種カーネルや強いOS境界が必要ならVM、同一カーネル上で軽量な環境複製を重視するならコンテナが有力。

異種OS要件 ホストと異なるゲストOSカーネルが必要な要件。 VMの仮想ハードウェアが適しやすい。

高速起動要件 多数のアプリ環境を短時間で起動したい要件。 カーネル共有のコンテナが有利になりやすい。

再現可能な配布 同じアプリ・依存関係を複数環境へ同じ形で展開する要求。 イメージ化で差異を減らす。

スナップショット VMなどのある時点の状態を保存し復元に利用する機能。 バックアップ要件とは保持場所等を別途検討する。

オーバコミット 物理資源以上の仮想資源を論理的に割り当てる設計。 全環境が同時に最大利用すると不足するリスクがある。

要件文からOS境界、起動時間、配布、資源上限を抽出し、方式名ではなく要件適合で選ぶ。

同一Linuxカーネル上でWebワーカを大量に増減するならコンテナが候補。Windowsゲストが必要ならVMが候補。

図解

仮想化方式の選択
異種OS・起動速度・配布・資源設計の条件からVMとコンテナを選ぶ。

重要ポイント

  • 異種OS要件: ホストと異なるゲストOSカーネルが必要な要件。
  • 高速起動要件: 多数のアプリ環境を短時間で起動したい要件。
  • 再現可能な配布: 同じアプリ・依存関係を複数環境へ同じ形で展開する要求。
  • スナップショット: VMなどのある時点の状態を保存し復元に利用する機能。
  • 方式の特徴を要件へ対応付ける。

間違えやすい点

  • コンテナなら隔離が完全だと断定しない。
  • オーバコミットを物理資源が増えたことと誤解しない。
  • スナップショットだけで遠隔バックアップ要件を満たすと決めつけない。

用語解説

異種OS要件
ホストと異なるゲストOSカーネルが必要な要件。
高速起動要件
多数のアプリ環境を短時間で起動したい要件。
再現可能な配布
同じアプリ・依存関係を複数環境へ同じ形で展開する要求。
スナップショット
VMなどのある時点の状態を保存し復元に利用する機能。
オーバコミット
物理資源以上の仮想資源を論理的に割り当てる設計。

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参考資料

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