DNS・DHCP・NATの試験問題への適用
ネットワーク障害の切り分けでは、IP設定取得、名前解決、経路、NATのどこで失敗しているかを順番に確認する。
この単元で学ぶこと
- APIPA/自動割当ての意味と役割を説明できる
- DNS切り分けの意味と役割を説明できる
- DHCPリース更新の意味と役割を説明できる
- 症状からDNS・DHCP・NATのどこを疑うか判断できる
本文解説
IPアドレス未取得ならDHCP、IP直打ち通信は成功するが名前だけ失敗ならDNS、内部通信は成功し外部だけ失敗ならゲートウェイ/NATなどを疑う。
APIPA/自動割当て DHCP失敗時に端末が自己割当てアドレスを持つ場合がある。 169.254/16はIPv4リンクローカルの代表。
DNS切り分け IPアドレス直指定で通信でき、名前指定だけ失敗する場合はDNSを疑う。 経路自体が生きている可能性がある。
DHCPリース更新 有効期限前後にリースを更新する。 アドレス継続利用を調整する。
NATテーブル 内部外部の変換状態を保持する。 戻り通信の宛先復元に使う。
障害切り分け順 物理接続→IP設定→名前解決→経路/NAT→アプリの順に確認する。 下位から確認すると原因を絞りやすい。
IP設定値と「IP直指定」「名前指定」「内部/外部」の成否を比較する。
8.8.8.8へ到達できるがexample.comだけ失敗なら、まずDNS設定・応答を確認する。
図解
重要ポイント
- APIPA/自動割当て: DHCP失敗時に端末が自己割当てアドレスを持つ場合がある。
- DNS切り分け: IPアドレス直指定で通信でき、名前指定だけ失敗する場合はDNSを疑う。
- DHCPリース更新: 有効期限前後にリースを更新する。
- NATテーブル: 内部外部の変換状態を保持する。
- 症状を機能単位へ分解して切り分ける。
間違えやすい点
- 名前解決失敗を即NAT障害と決めつけない。
- 169.254系を通常のDHCP成功値と考えない。
- 内部通信成功だけで外部経路も正常と断定しない。
用語解説
- APIPA/自動割当て
- DHCP失敗時に端末が自己割当てアドレスを持つ場合がある。
- DNS切り分け
- IPアドレス直指定で通信でき、名前指定だけ失敗する場合はDNSを疑う。
- DHCPリース更新
- 有効期限前後にリースを更新する。
- NATテーブル
- 内部外部の変換状態を保持する。
- 障害切り分け順
- 物理接続→IP設定→名前解決→経路/NAT→アプリの順に確認する。
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参考資料
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