DNS・DHCP・NATの違いと使い分け
DNS・DHCP・NATは連続して使われることが多いが、名前解決、設定配布、アドレス変換という別機能である。通信開始から外部到達までの流れで整理する。
この単元で学ぶこと
- 名前→IPの意味と役割を説明できる
- 端末設定配布の意味と役割を説明できる
- アドレス変換の意味と役割を説明できる
- 三機能を通信手順へ正しく配置できる
本文解説
端末はDHCPでネットワーク設定を得て、DNSで相手のIPアドレスを調べ、必要に応じNAT/NAPTで送信元アドレスを変換して外部へ通信する。
名前→IP DNSが担当する処理。 A/AAAA等のレコードを参照する。
端末設定配布 DHCPが担当する処理。 IP・マスク・ゲートウェイ・DNS等を配布できる。
アドレス変換 NAT/NAPTが担当する処理。 内部と外部のアドレス空間を変換する。
設定済みDNSサーバ DHCPでDNSサーバ情報を配布し、そのDNSへ名前解決を問い合わせることがある。 DHCPとDNSは連携しても役割は別。
外部通信経路 DNS解決後も実際のパケット配送にはIP・ルータ・必要に応じNATが関わる。 名前解決だけで配送は完了しない。
問題文の要求を「名前」「設定」「変換」の3語へ置き換えて判定する。
PC起動→DHCP設定取得→DNS名前解決→ルータ/NAPT経由で外部Webへ接続、という流れで役割を分ける。
図解
重要ポイント
- 名前→IP: DNSが担当する処理。
- 端末設定配布: DHCPが担当する処理。
- アドレス変換: NAT/NAPTが担当する処理。
- 設定済みDNSサーバ: DHCPでDNSサーバ情報を配布し、そのDNSへ名前解決を問い合わせることがある。
- 連携していても、DNS・DHCP・NATの責務を混ぜない。
間違えやすい点
- DNSがIPアドレスを貸し出すと考えない。
- DHCPが外部アドレス変換を行うと考えない。
- NATがホスト名を解決すると考えない。
用語解説
- 名前→IP
- DNSが担当する処理。
- 端末設定配布
- DHCPが担当する処理。
- アドレス変換
- NAT/NAPTが担当する処理。
- 設定済みDNSサーバ
- DHCPでDNSサーバ情報を配布し、そのDNSへ名前解決を問い合わせることがある。
- 外部通信経路
- DNS解決後も実際のパケット配送にはIP・ルータ・必要に応じNATが関わる。
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参考資料
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