変数を理解する

変数はアルゴリズムの状態を保持する。トレースでは各変数の「今の値」を表にし、代入のたびに更新すると読み違いを防げる。

この単元で学ぶこと

  • 現在値の意味と役割を説明できる
  • 初期化の意味と役割を説明できる
  • カウンタの意味と役割を説明できる
  • 変数の用途を初期値・更新式・参照箇所から見抜ける

本文解説

同名変数には時点ごとに一つの現在値がある。初期化前の値を勝手に仮定せず、設問で初期値や入力が与えられた行から追う。

現在値 その時点で変数が保持している値。 代入されると以前の値は通常上書きされる。

初期化 変数を使う前に最初の値を設定すること。 カウンタや合計では初期値が結果へ直結する。

カウンタ 回数や個数を数える変数。 1ずつ増減する処理が多い。

累積変数 合計や積など途中結果を蓄積する変数。 sum←sum+xのように旧値を使う。

フラグ 状態を真偽や特定値で表す変数。 条件成立済みかなどを記録する。

初期値、更新箇所、参照箇所の三点を変数ごとに表へ書く。

sum←0の後にsum←sum+xを繰り返すならsumは累積変数、count←count+1ならcountはカウンタと判断できる。

図解

変数トレース表の作り方
初期値・更新・現在値を行ごとに記録する。

重要ポイント

  • 現在値: その時点で変数が保持している値。
  • 初期化: 変数を使う前に最初の値を設定すること。
  • カウンタ: 回数や個数を数える変数。
  • 累積変数: 合計や積など途中結果を蓄積する変数。
  • 変数名よりも「初期値と更新式」で役割を判断する。

間違えやすい点

  • 初期化されていない値を0と決めつけない。
  • 更新前後の値を同時に使わない。
  • カウンタと添字が常に同じ値とは限らない。

用語解説

現在値
その時点で変数が保持している値。
初期化
変数を使う前に最初の値を設定すること。
カウンタ
回数や個数を数える変数。
累積変数
合計や積など途中結果を蓄積する変数。
フラグ
状態を真偽や特定値で表す変数。

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参考資料

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