変数・代入・演算の違いと使い分け
変数は値を保持し、演算は値を計算し、代入は計算結果で状態を更新する。この三役を分けると疑似言語の各行が読みやすくなる。
この単元で学ぶこと
- 値の保持の意味と役割を説明できる
- 値の参照の意味と役割を説明できる
- 値の計算の意味と役割を説明できる
- 一つの式を「参照・演算・代入」に分解して説明できる
本文解説
例えば x←x+1 は、右辺で変数xを参照し、+で演算し、←で代入する一文である。三つの役割が一行に同居することを理解する。
値の保持 変数が処理状態を記憶する役割。 参照されるまで値は現在状態として残る。
値の参照 式の中で変数の現在値を読み出すこと。 参照だけでは変数値は変わらない。
値の計算 演算子で新しい値や真偽を求めること。 計算結果は代入しなければ変数へ保存されない。
状態更新 代入で変数の現在値を書き換えること。 右辺評価完了後に行う。
トレース 各行実行後の変数状態を表に記録すること。 複数変数や分岐で有効。
各行を「読む値」「計算」「書く値」に分ける。
sum←sum+a[i] は、sumとa[i]を参照し、+で加算し、結果をsumへ代入する。
図解
重要ポイント
- 値の保持: 変数が処理状態を記憶する役割。
- 値の参照: 式の中で変数の現在値を読み出すこと。
- 値の計算: 演算子で新しい値や真偽を求めること。
- 状態更新: 代入で変数の現在値を書き換えること。
- 複雑な一文も参照→計算→更新へ分解できる。
間違えやすい点
- 式を見ただけで全変数が更新されると考えない。
- 比較結果を数値と混同しない。
- 参照しただけの変数値を書き換えない。
用語解説
- 値の保持
- 変数が処理状態を記憶する役割。
- 値の参照
- 式の中で変数の現在値を読み出すこと。
- 値の計算
- 演算子で新しい値や真偽を求めること。
- 状態更新
- 代入で変数の現在値を書き換えること。
- トレース
- 各行実行後の変数状態を表に記録すること。
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参考資料
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