無線LANの試験問題への適用

無線LAN問題では、接続できない・遅い・安全でないという症状を、電波、チャネル、認証、暗号化、ローミングの観点で切り分ける。

この単元で学ぶこと

  • WPA2/WPA3の意味と役割を説明できる
  • チャネル干渉の意味と役割を説明できる
  • 電波強度の意味と役割を説明できる
  • 無線LANの症状から電波・干渉・認証・暗号化の原因を切り分けられる

本文解説

受信強度が弱いなら配置や障害物、速度が不安定なら干渉やチャネル混雑、認証失敗なら資格情報や方式、セキュリティならWPA設定等を確認する。

WPA2/WPA3 無線LANの認証・暗号化を提供するセキュリティ方式。 古いWEPより強い方式を利用する。

チャネル干渉 近接APが重複・隣接チャネルを使うことで性能が低下する現象。 特に2.4GHzで設計が重要。

電波強度 APからの距離や壁、出力等により受信品質が変わる。 強すぎてもセル干渉に影響する。

ローミング 端末が移動しながら接続先APを切り替える動作。 同一SSID等で継続利用しやすくする。

認証失敗 PSK、802.1X、証明書などの認証条件不一致で接続できない状態。 電波受信成功と認証成功は別。

SSID可視性、受信強度、認証成否、IP取得、通信性能の順で確認する。

SSIDは見えるが接続直後に認証失敗するなら、電波よりPSKや802.1X設定を優先確認する。

図解

無線LAN障害の切り分け
電波→認証→IP取得→通信→ローミングの順で確認する。

重要ポイント

  • WPA2/WPA3: 無線LANの認証・暗号化を提供するセキュリティ方式。
  • チャネル干渉: 近接APが重複・隣接チャネルを使うことで性能が低下する現象。
  • 電波強度: APからの距離や壁、出力等により受信品質が変わる。
  • ローミング: 端末が移動しながら接続先APを切り替える動作。
  • 無線接続は「電波が見える」ことと「認証・IP・通信が成功する」ことを分けて確認する。

間違えやすい点

  • SSIDが見えるだけで正常通信できると判断しない。
  • WEPを現行の推奨方式と考えない。
  • 全AP同一チャネルでよいと考えない。

用語解説

WPA2/WPA3
無線LANの認証・暗号化を提供するセキュリティ方式。
チャネル干渉
近接APが重複・隣接チャネルを使うことで性能が低下する現象。
電波強度
APからの距離や壁、出力等により受信品質が変わる。
ローミング
端末が移動しながら接続先APを切り替える動作。
認証失敗
PSK、802.1X、証明書などの認証条件不一致で接続できない状態。

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参考資料

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