UMLの試験問題への適用
UMLの本番問題では、図の名前を暗記するだけでなく、何を表したいのかを文章から判定し、図中の関係・多重度・メッセージ順・状態遷移を読み取る。
この単元で学ぶこと
- クラス図の多重度の意味と役割を説明できる
- シーケンス図の時間の意味と役割を説明できる
- ユースケースの意味と役割を説明できる
- 文章と図の目的から適切なUML図を選び、基本記号を読み取れる
本文解説
静的構造はクラス図、時間順の相互作用はシーケンス図、利用者と機能はユースケース図、処理フローはアクティビティ図、状態変化は状態マシン図を使う。問題文の目的語を先に拾う。
クラス図の多重度 関連端のインスタンス数を表す。 1, 0..1, *, 1..*などを読む。
シーケンス図の時間 上から下へ時間が進む。 横方向は参加オブジェクト、矢印はメッセージ。
ユースケース アクターから見た利用目的を表す。 内部アルゴリズムは描かない。
アクティビティ図 処理・分岐・並行の流れを表す。 業務フローや手順の可視化に向く。
状態マシン図 イベントによる状態遷移を表す。 対象のライフサイクルを読む。
「構造・時間順・利用者機能・処理フロー・状態変化」のどれを問うかを先に決め、図の要素を照合する。
「注文オブジェクトが支払サービスへどの順番で呼び出すか」はシーケンス図。「注文がどの状態へ遷移するか」は状態マシン図。
図解
重要ポイント
- クラス図の多重度: 関連端のインスタンス数を表す。
- シーケンス図の時間: 上から下へ時間が進む。
- ユースケース: アクターから見た利用目的を表す。
- アクティビティ図: 処理・分岐・並行の流れを表す。
- 図種の選択理由を「何を表す図か」で説明できるようにする。
間違えやすい点
- クラス図の関連を処理順と誤読しない。
- ユースケース図で内部処理を表すと考えない。
- シーケンス図の縦方向の時間を逆に読まない。
用語解説
- クラス図の多重度
- 関連端のインスタンス数を表す。
- シーケンス図の時間
- 上から下へ時間が進む。
- ユースケース
- アクターから見た利用目的を表す。
- アクティビティ図
- 処理・分岐・並行の流れを表す。
- 状態マシン図
- イベントによる状態遷移を表す。
関連教材
参考資料
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