情報量と符号化の試験問題への適用

情報量の計算は、単位と「何通りを区別するか」を正確に読むことが第一歩である。文字数、画素数、標本数などに1要素当たりのビット数を掛け、最後にbit/byteやKB/MBへ変換する。

この単元で学ぶこと

  • 状態数からの最小ビットの意味と役割を説明できる
  • 要素数×ビット数の意味と役割を説明できる
  • bit→byte変換の意味と役割を説明できる
  • 複数段階のデータ量計算を単位付きで解ける

本文解説

データ量問題は「要素数×1要素当たりの情報量」が基本形である。符号化問題では、必要状態数に対する最小ビット数、固定長か可変長か、復号できるかを条件から判断する。

状態数からの最小ビット 2^nが必要な状態数以上になる最小nを選ぶ。 境界の64,128,256などを覚えると速い。

要素数×ビット数 総データ量は要素の個数に1要素当たりのビット数を掛ける。 画素・文字・標本など対象が変わっても同じ構造で考えられる。

bit→byte変換 8ビットを1バイトとして割り算する。 最後に単位をそろえると計算ミスを減らせる。

固定長の境界 mビット固定長では最大2^m種類を表せる。 必要種類数が1増えるだけで必要ビット数が増える境界がある。

平均符号長 各記号の符号長を出現確率で重み付けした平均。 頻出記号を短くすると平均が小さくなりやすい。

式を書くとき各数値の横へ「文字」「bit/文字」「byte」など単位を付ける。途中で1024倍・8倍が混ざる問題では、一度bitまたはbyteへ統一し、最後だけ指定単位へ直す。

2000文字を1文字16ビットで保存すると32000ビット=4000バイト。単位を消さずに追うと16と8を取り違えにくい。

図解

データ量計算の単位チェーン
要素数×bit/要素→総bit→÷8でbyte→必要ならKB・MBへ変換する。

重要ポイント

  • 状態数からの最小ビット: 2^nが必要な状態数以上になる最小nを選ぶ。
  • 要素数×ビット数: 総データ量は要素の個数に1要素当たりのビット数を掛ける。
  • bit→byte変換: 8ビットを1バイトとして割り算する。
  • 固定長の境界: mビット固定長では最大2^m種類を表せる。
  • データ量は要素数×1要素当たり情報量、bit→byteは÷8。

間違えやすい点

  • bitからbyteへ変換するとき8倍せず8で割る。
  • 256種類と257種類では必要ビット数が変わる。
  • KBを1000Bとするか1024Bとするかは問題文の定義に従う。

用語解説

状態数からの最小ビット
2^nが必要な状態数以上になる最小nを選ぶ。
要素数×ビット数
総データ量は要素の個数に1要素当たりのビット数を掛ける。
bit→byte変換
8ビットを1バイトとして割り算する。
固定長の境界
mビット固定長では最大2^m種類を表せる。
平均符号長
各記号の符号長を出現確率で重み付けした平均。

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参考資料

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