OSI参照モデルとTCP/IPの試験問題への適用
ネットワークの問題では、装置名やプロトコル名から即答せず、何の情報を見て何を決定する機能かを層ごとに分解する。
この単元で学ぶこと
- MACアドレスの意味と役割を説明できる
- IPアドレスの意味と役割を説明できる
- ポート番号の意味と役割を説明できる
- 装置・アドレス・データ単位から通信層を逆引きできる
本文解説
MACアドレスによる同一リンク内配送はデータリンク層、IPアドレスと経路選択はネットワーク層、ポート番号と端点間制御はトランスポート層、HTTP/DNSなどのサービス機能はアプリケーション層として整理できる。
MACアドレス 主に同一リンク内のフレーム配送で使う識別子。 OSIデータリンク層の論点。
IPアドレス ネットワークを越えた論理的な宛先識別と経路選択に使う。 OSIネットワーク層の論点。
ポート番号 同一ホスト内で通信先アプリケーションを識別する番号。 TCP/UDPヘッダで利用する。
フレーム/パケット/セグメント 各層のデータ単位を区別する呼び方。 文脈により呼称が変わる。
中継装置 スイッチとルータは参照する情報と層が異なる。 スイッチはMAC、ルータはIPを主に見る。
問題文からMAC、IP、port、HTTPなどのキーワードを抜き、層と役割を対応させる。
LAN内のEthernetスイッチはMACアドレスを見て転送し、別ネットワークへはルータがIPアドレスを見て次ホップを選ぶ。
図解
重要ポイント
- MACアドレス: 主に同一リンク内のフレーム配送で使う識別子。
- IPアドレス: ネットワークを越えた論理的な宛先識別と経路選択に使う。
- ポート番号: 同一ホスト内で通信先アプリケーションを識別する番号。
- フレーム/パケット/セグメント: 各層のデータ単位を区別する呼び方。
- アドレスの種類ごとに用途と層を固定して覚える。
間違えやすい点
- MACアドレスをインターネット全体の経路選択に使うと考えない。
- ポート番号を物理ポートだけの意味と混同しない。
- フレームとIPパケットを同義語として扱わない。
用語解説
- MACアドレス
- 主に同一リンク内のフレーム配送で使う識別子。
- IPアドレス
- ネットワークを越えた論理的な宛先識別と経路選択に使う。
- ポート番号
- 同一ホスト内で通信先アプリケーションを識別する番号。
- フレーム/パケット/セグメント
- 各層のデータ単位を区別する呼び方。
- 中継装置
- スイッチとルータは参照する情報と層が異なる。
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